ピルを購入できる場所を調査。ピルを正しく購入しよう

アイキャッチ画像
ピルを服用しようと思っている女性。
ちょっと待って!その買い方、間違っていませんか!?
購入には何が必要で、どこに行けばよいのでしょうか。正しい知識をお伝えします。

避妊に便利な方法としてピル(経口避妊薬)の服用があります。その種類には低用量ピルやアフターピルがありますが、これらの薬は薬局やドラッグストアで購入することはできません。

今回は、日本でピルが購入できる場所を調査。正しくピルを購入して、適切な避妊をしましょう。

↓この記事の監修者↓

安永 裕也

製薬会社での二年間の勤務。その後、調剤薬局で臨床の仕事に携わる。 現在も現役の薬剤師として勤務をしながら、医薬品の正しい知識を伝えるべく、ライター活動を行っている。得意分野は漢方全般、婦人科、精神科、小児科、内科。


ピルには2つの種類が存在する

ピルには「低用量ピル(経口避妊薬)」、「アフターピル(緊急避妊薬)」の2種類があります。それぞれについて説明していきましょう。

低用量ピル(経口避妊薬)

まずは低用量ピルです。

【効果】
妊娠する確率は0.1%程度と、かなり高い効果を期待できる方法です。
また、低用量ピルには、月経周期を規則的に正す効果や、月経痛を軽減してくれる効果などが期待できます。高い確率で避妊ができるだけではなく、他の効果が期待できるのは嬉しいですよね。

【服用方法】
2種類の女性ホルモンが配合された薬を21日連続で服用し、連続して7日間お休みします。「21日間投与+7日間休薬」というサイクルを1クールとして、これを繰り返し継続することで、月経をコントロールします。
妊娠しない状態をキープするために、28日周期で飲む薬と考えればよいでしょう。

アフターピル(緊急避妊薬)

低用量ピルとは別のタイプのピルもあります。それが、アフターピル(モーニングアフターピル)です。

【効果】
アフターピルは、避妊失敗後に飲むことで避妊率を高める薬です。避妊が成功する確率も低用量ピルに比べるとやや劣るため、あくまで緊急避難用の薬と考えてください。

【服用方法】
前項の低用量ピルと比べると、一度の薬効成分が多いため、飲む回数は少なくてすむという特徴があります。しかし、避妊失敗後なるべく早く飲まないと効果が薄まり、また成分の多さから副作用も出やすいことが特徴です。
何より早く飲むことが大切な薬なので、必要になった際は性行為から72時間以内にアフターピルを飲むのがベストです。

アフターピルについてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

日本でピルを購入できる場所は1つだけ

病院

ピルの購入は病院がベストです。病院といっても、「産婦人科」「婦人科」「女性科」「レディースクリニック」などを受診するのが良いでしょう。

日本では、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬機法)」という法律があり、ピルは処方せんがないと購入できない薬となっています。そのため、ドラッグストアや薬局などでは購入できませんし、ネット通販で購入することも基本的にはできません。
安心・安全にピルを購入するのであれば、病院へ行って処方してもらうのが1番です。

危険だけどピルを購入できる場所

通販サイト

先ほどご説明した「ピルの購入に処方せんが必要」というのは、薬機法の及ぶ範囲である、日本国内でのお話です。海外からの通販という方法は、自己使用における範囲に限り認められている部分もあるので、海外通販ではピルを購入することも可能です。

【危険な点】
・海外の通販サイトの場合は、品質の保証はされていない
・ピルの中には、偽物のコピー商品があったりする
・偽物やコピー商品の場合、効果があらわれないこともある

また、効果があらわれないだけならまだしも、工場の環境が劣悪なため、不純物が混じっている可能性も高いです。低用量ピルの場合は、長期間にわたって服用するお薬のため、しっかりとした環境下で作られている薬を選択しましょう。

その他にもピルは副作用が強い薬のため、自己判断で購入した場合は最悪の事態になることも。きちんと説明を受けた上で服用するためにも、病院へ行って処方してもらうことがおすすめです。

通販サイトが危険な理由についてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

ピルの購入場所に関するQ&A

薬局やドラッグストアでは購入できるんですか?

薬局やドラッグストアでは、医師の発行した処方せんと引き換えに交付を受けることになります。まずは病院に行って、医師の診察を受けましょう。そこから院内でピルを処方してくれる場合と、薬局に行って薬を出してもらう場合があります。

薬局やドラッグストアで購入できるのかについてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

市販で購入できる場所はありますか?

通販サイトで購入することもできます。ですが、上記のとおり健康被害のリスクを考えるとおすすめできません。

ピルを安全に購入する場所は「病院だけ」

ピルを病院以外で購入することのリスクがわかっていただけましたか?
ピルには女性ホルモンの成分が配合されており、風邪やねんざの薬と違って、より一層慎重に投与しなければならない分野の薬です。
製造過程、輸送経路、販路が全く分からないピルを素人判断で服用することは、とても冷静な判断力が働いている人のすることではありません。ピルは必ず病院で処方してもらい、安全に避妊をしましょう。